受験時の志望書に書くべきこと

小論文教室をしていると生徒から志望書も見てほしいと言われることがあります。ここでは生徒の書いた志望書をみた経験実感から、こう書いたほうがいいんじゃないかということを端的にまとめました。

【志望書はラブレターです、だから気持ちを伝えよう】

伝えるべきは自分の気持ち、なぜそこで学びたいと考えたのか、どこが自分にとって魅力に映るのか、そして未来のビジョンとしてこういうことをイメージしているから、その知識を身に着けたい、と、言うことだと考えます。

そこで学びたいという気持ち、情熱を、筋が通った合理的な話で書けばいいのてす。

けれど、多くの生徒は自分の知識や自慢を書いてしまいます。自分は高校時代に短期留学やボランティアでこんなことをしてきました、企業主催のワークショップでこんなことを勉強して知っています、どうです、すごいでしょう、などです。

でもね、ラプレターに自分の自慢をそうそう書かないでしょう。

相手を好きだと思うその気持、そしてどこを魅力に感じているかを書くんじゃないでしょうか。

【小論文はクールに、志望書は熱く書いてもいい】

「いい」と思うことは常に無根拠で、そのことの危うさに身を晒すことと表裏一体です。けれど、ラブレターと志望書が唯一異なる点があるとすれば、「好き!」だけじゃダメなんです、なぜなら相手は「この受験生は本学のアカデミズムにふさわしいか?」というところを見るからです。つまり情緒性だけを書いてもいけないのです。

当然ですが小論文は序論、本論、結論という構成を出題されたテーマに沿って記述するので冷静さが求められますが、志望書は気持ちを伝えるもの、勢い余って筆が滑ることもあるでしょう。

たとえば。

その大学学部一択で入学を強く希求している生徒の書く志望書は日本語の文章としては稚拙でたどたどしいけれど、情熱にあふれています。小論文だと減点ポイントとなるところでも、志望書だと得点ポイントとなるときもあるのです。

【きれいに考えると難しくなる、素直に率直に書こう】

格好つけずに、素直に率直に書いていけば、その先にあるあなた自身が持っているキラリと光るなにかを相手は見つけてくれるはずです。きれいに書こう、上手に書こうと思うから筆が進まないのです。逆に言えば今の年齢の自分にしか書けない、身の丈にあった志望内容を書けばいいのです。