利休にたずねよ

千利休が追求した美、茶の道をテーマにした時代小説です。
利休が茶の道を求めて、己を磨き上げていく中で出会ったひとりの女性がいた。
その女性の存在こそが煌めく悪魔の瞬間を利休に与え、芸術性に磨きをかけた。

アンドレ・ジイドが言った”芸術性には悪魔との握手が必要である”というのは、文字通り悪魔と握手をするのではなく、内省的な精神活動の中で一瞬の鳥の影にも怯え、合目的性を持って理論整然と必然の歯車を並べていき、突然出会う無意識の瞬間を言ってるのだと感じました。

その女性と利休、ふたりは生涯にただ一度まみえました。その描写が素晴らしいです。

写真は真間にある木内ギャラリー。

 

 

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