Call My Heart

この絵はS・A・Y展という三人展での展示へ向けて制作されたものです。西丸式人、安東克典、山田漠のそれぞれの頭文字をあつらえて名付けたものらしい。

2005年のあつい夏、ギャラリー八重洲で開催された。三人が展示した絵はほぼ嫁いでいってしまったのだけど、この絵は残った。

展示が終わり、しばらく経ってからのある時、安東さんと打ち合わせをしていたら突然、「絵、あげるよ。」と言われた。なんかの冗談かと思ったので「なんで?」と尋ねたら、「お前も一人前だし、その祝いと俺が生きた証に。」と返ってきた。安東さんに認めてもらえるのは嬉しいけれど、生きた証っていうのは形見分けみたいで嫌だと言ったら笑っていた。

せっかくいただいたので、額装も済んでいるしそのまま自宅の壁にかけた。眺める時間の光の加減で絵の表情が変わるのが面白い。

ただ、そこに絵があるというだけで、精神にはとてもよい影響があると感じている。

関連記事

  1. 写真家、小野寺榮一さんと京都の路地を散歩する。

  2. 生きた証として作品を描くからそれをプロデュースしてくれないか。

  3. 田中一村終焉の地、奄美大島、自分の良心を納得させるために描く。

  4. ぼく、石原って言います、作家やってます。

  5. 京都府立植物園 温室の印象

  6. 雨を感じる人もいるし、ただ濡れるだけのやつらもいる。

  7. ウフィツィ美術館の印象

  8. 雑司が谷でふくろうを探す。

PAGE TOP