春を祝うといえばロシアの作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーの春の祭典という曲があります。これはバレエ音楽で振り付けはニジンスキー、初演はパリのシャンゼリゼ劇場で1913年でした。この翌年に第1次世界大戦が勃発します。当時としては複雑なリズムと(不協)和音で構成されたこの曲は観客から大ブーイングを受け、初演の新聞記事には「春の災典」という見出しまでついたそうです。
その後、ストラヴィンスキー自身の手で小節線を書き換え演奏しやすい、聴きやすい形に直されたと言われています。
龍神宮 »