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幼少の頃はいわゆるハガキ職人として同人誌やコミック誌に投稿を重ねていました。15歳の時、その投稿が編集者の目に留まりイラストの依頼を受け、そこから美術への道を目指すようになります。タナミの家は父親が写真家、母親が編み物作家をしていたこともあり、両親の理解も得て、高校生の時に美大進学を志すようになりました。美大では染色を学び、学部生終了と同時に大学の研究室へ助手として留まり、研究者としての務めを経て、TBSテレビに於いて美術の監修者として携わるようになります。
タナミがテレビ局で仕事をしていたとき、長い収録の待ち時間に出演者へのサービスとして、10歳の時分にピアノの先生から習った占いを披露していました。これが当時の谷啓氏、藤村俊二氏の目に留まり、両氏から占い師としての道を勧められ、31歳で占い師としてデビューします。以降、占い師・TBSテレビでの美術監修・自身の制作活動・各種監修を多発的同時進行で行い、2010年に「古本と占い ジャングルブックス」を雑司が谷に開業します。
雑司が谷での「ジャングルブックス」開業から現在も、各地の古本市、アートイベントなどに積極的に参加を続け、作家と占い師という両輪での活動を続けていきます。タナミの作品は制作初期より「見えないものをカタチにする」という表現への野心から、心象風景を描くことが多く、その作品は風水的意図を含んでいると言われています。