Seek The Alternative
いまの世の中、豊かで自然な創造的才能を持っている人が、ゆっくりと時間をかけて自分自身の足元を見つめにくい社会なんじゃないかと感じていました。毎日を焼かれずに生き残るためには、アーティストの創作的意向に沿わないことでも受け入れざるを得ないのではないか、という心配です。
画廊として私たちが心がけていることは、野に咲く花に一筋の光をあてよう、ということ
ではありません。
作品としてアー トの価値は周りが決めることです。
けれど。
アーティストとして人生の矜持は、自分の石が宝石であれ砂利であれ、磨き続けることに意味を見いだせるかどうかではないでしょうか。
作家として表現への野心を持つ信念のある人を応援したい。それが私たちの画廊としての
心意気です。つまり、アーティストが継続的に創作活動を続けていけるための基盤づくりを
したいな、と、考えていました。
そして、この考えに名前をつけました。
テクネワークといいます。
たとえば作品や活動を広くアピールするためにSNSを用いたり、作品の販売に販売サイトを使う、セルフブランディングやセルフプロデュースのためにブログやホームページをつくる、創作活動の糧としてクラウドファンディングや助成金を申請するなど。
このような、いままでのアーティスト自身の活動をヒアリングして、活動の棚卸しを私たちと一緒にすることで、創作という自分自身の深い内面へ潜り込みがちなアーティストの足元を一緒に見つめ直します。
作品の販売、個展、グループワーク、アーティスト同行ツアーの企画・実施、アトリエ探し、絵画サロンの開設・開催、メディアリレーションなどのお手伝いを通じて、アーティストと社会のコミュニケーション・デザインをつくるお手伝いをいたします。
アーティストの「個」を伝えることで、価値の創造をお手伝いいたします。
具体的にはアーティスト個人の情報発信の場としてのホームページ制作・運用、プロモーションや映像の制作、宣材撮影などをいたします。また、プレスリリースの制作・発信、メディアへの露出などで、効果の良いと思われる情報発信の仕方、PR、広報、宣伝活動などのお手伝いをいたします。
つまり、
売る力(営業)・守る力(運営)・見通す力(管理)の3つをお手伝いすることで、アーティストの継続的な創作活動を支える基盤づくりをバックエンドから支援することを志しています。
具体的な実施の考え方として次のような手順を踏んでいく計画です。
アーティストとして確立する為の、共感を得られ、人に語れるようなストーリーをつくります
作品の販売、絵画サロンやアーティスト同行ツアーなどの商品化でコンテンツをつくります
そのコンテンツを基にしたビジネスモデルをつくります
コンテンツを基にアーティストの実績が積み上がり、コンテンツとビジネスモデルを繰り返すことによるエビデンスをつくります
エビデンスができれば、それをもとに人は期待をし、コンテンツが自ら高まっていくことによる、上昇するスパイラルをつくります
よいスパイラルを続けることによるアーティストのブランド化をします
ブランド化の先にあるもの、そのアーティストの存在感づくり
この存在感づくりがテクネワークにおけるアーティストの成長プロセスのゴールです。
いまの世の中、豊かで自然な創造的才能を持っている人が、ゆっくりと時間をかけて自分自身の足元を見つめにくい社会なんじゃないかと感じていました。毎日を焼かれずに生き残るためには、アーティストの創作的意向に沿わないことでも受け入れざるを得ないのではないか、という心配です。
ある時、Instagramなどで海外発の絵を買う日本人が増えているよ、という街の声を耳にしました。額装などで懇意にしていただいている画材屋さんによると「(絵の)技術が稚拙だけど、でも、売る人がいて買う人がいる、成立しているから。」ということでした。
私たちはもともと広告屋です。そして従来、広告表現、クリエーティブはアートの力をお借りしてきました。ならば、そのアートに広告屋としてお返しすべきだろうと考えたのがことの始まりです。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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