これはキューバの国会議事堂だった建物、カピトリオと言うらしいです。
ハバナ旧市街にあり世界遺産です。
見ての通りアメリカ合衆国の議会議事堂そっくりにつくられていて、何故かと言うと、最初スペインの植民地となったキューバなのですが、19世紀の半ば頃にスペインからの独立運動が活発化し、1895年に独立戦争が勃発。この戦争にアメリカが介入し、アメリカとスペインの戦いとなったそ~です。
そして1902年、アメリカが勝利したことによりキューバは独立しますが、けれど、今度はアメリカの軍事政権による支配が始まりました。
このアメリカによる支配は1959年、キューバ革命により革命政権が樹立するまで続き、このとき活躍したのが、あのフィデル・カストロとチェ・ゲバラ。ふたりともキューバでは英雄です。
カピトリオは、このアメリカ支配のまっただ中、1929年に建造され、キューバ革命まで国会議事堂として使われたそうです。
それが故、アメリカコンシャスな建物になったのだけど、ワシントンD.C.のオリジナルよりキューバのカピトリオのほうが実は2インチ高いそうです。たとえ支配されていても抵抗し服従はしない、こういう精神は見習いたいと思いました。
カリブ海の夜明け、プラヤ・アンコン。 »